プログラミング学習やWeb開発を始めた皆さん、VSCode(Visual Studio Code)は使い始めましたか?
VSCodeは開発に欠かせないツールですが、最初にぶつかる壁があります。
それが、「拡張機能の多さ」です。
検索すると「これが便利」「あれも必須」といった情報が並び、
「結局どれを入れればいいの?」と迷ってしまう人も多いはずです。
「正解の組み合わせだけ知りたい」と感じるのも当然です。
そこで本記事では、JavaScriptの作業効率を大きく高めるために、
本当に必要な拡張機能だけを厳選した【VSCode拡張機能の正解セット】をご紹介します。
このセットを導入すれば、タイピング量は減り、間違いにもすぐ気づけるようになり、
「もっとコードを書きたい」と思えるほど開発が快適になります。
もう迷う必要はありません。
「これだけ入れればOK」 のリストで、あなたのVSCodeを最強の開発環境に整えましょう。
VSCodeの導入方法はこちらの記事を参照してください▼
Visual Studio Code(VSCode)インストール方法|初心者でも5分でできる日本語化ガイド【Windows/Mac 両対応】
JavaScriptを書くなら「これだけ入れればOK」VSCode拡張機能セット
この記事では 初心者が迷わず使える「正解セット3つ」 を厳選して紹介します。
この3つだけ入れておけば、コードが自動で整い、エラーもすぐ見つかり、補完も快適になります。
1.Prettier - Code formatter

Prettierを入れると、保存するだけでコードが自動で整形されます。
JavaScript初心者は、書き方のゆれ・スペース・改行などで混乱しがちです。
しかしPrettierが入っていれば、保存するだけでコードが自動で整理され、読みやすさが一定になります。
初心者〜プロまで全員が愛用しており、VSCodeの拡張機能の中でも圧倒的な使用率を誇ります。
「保存時に自動整形(Format On Save)」をオンにするだけで、書いた瞬間に整形されるため、コードの見た目で悩む時間がゼロになります。
Prettier設定方法について
「保存時に自動整形(Format On Save)」を有効にするには以下の設定が必要になります。
1.歯車マークを押す
2.設定を押す

3.検索欄に「onsave」を入力
4.検索結果に「Format On Save」と表示されるので、チェックを入れます。

もう一つ設定する項目があります。
「Prettier」を使用してフォーマットするための設定をしていきます。
1.検索欄に「format」を入力
2.検索結果に「Default Formatter」と表示されるので、プルダウンの中から、「Prettier - Code formatter」を選択します。

2.ESLint

ESLintを入れると、JavaScriptのミスを書いた瞬間に赤線で教えてくれるため、初心者のつまずきが激減します。
JavaScriptは文法ミス、不要な変数など、初歩的なミスが非常に起きやすい言語です。
ESLintはそれらのミスを赤い波線でリアルタイムに警告してくれるため、バグが起こる前に気づけます。
VSCodeと連携することで「どこが間違っているか」を視覚的に表示し、学習効果も非常に高いです。
初心者ほど恩恵が大きい拡張機能です。
3.JavaScript (ES6) code snippets

JavaScript (ES6) code snippetsを入れると、スニペット(よく使うコードのテンプレ)を一瞬で入力できる ようになります。
実際に VSCode 上で clg と入力するとconsole.log()
が自動展開されるなど、頻出コードの手間が一気に減ります。

よくある質問とその回答|VSCode × JavaScript拡張機能
1.VSCodeに拡張機能を入れすぎると重くなりますか?
VSCodeは非常に軽量ですが、拡張機能を闇雲に入れすぎると動作が遅くなる場合があります。ただし本記事で紹介している拡張機能はどれも軽量で、通常の学習環境では問題になりません。導入後に重く感じた場合は、使用しない拡張機能を一時的に無効化するだけでも改善できます。
2.Prettier が自動整形してくれないときはどうすればいいですか?
自動整形が動かない場合は、保存時にフォーマットを実行する設定がオフになっている可能性があります。
設定画面で「Format On Save」にチェックを入れる。
同じく設定画面で「Default Formatter」のプルダウンに「Prettier - Code formatter」を選択する。
設定後はVSCodeを再起動するだけで解決することがほとんどです。
それでも直らない場合は、他の整形ツールが干渉していないか確認してください。
3.JavaScript補完の候補が出ないのは何が原因ですか?
補完が出ないときは、VSCodeが現在のファイルをJavaScriptとして認識していないことがあります。
ファイル拡張子が正しく「.js」になっているか確認し、ウィンドウ最下部に表示される言語モードが「JavaScript」になっているかを見るのが近道です。
4.JavaScriptを書いていると補完候補が多すぎて逆に迷います
候補が多くて迷う場合は、VSCodeの設定で表示を絞ったり、使わない拡張機能を無効化したりできます。また、慣れると候補の並び順で必要なものがすぐ見分けられるようになります。最初は多少多く感じても、タイピングの途中で候補を選ぶだけでスピードが上がるため慣れれば強力な味方になります。
書籍で学ぶと理解が早い|VSCodeを体系的に身につけたい人へ
VSCodeは拡張機能を入れるだけでも便利になりますが、「書籍」で学ぶと理解のスピードが大きく変わります。ネット記事では断片的な情報が多い一方、本は VSCodeに必要な知識が体系的に整理されている ため、初学者でも迷わずステップアップできます。
ここでは、VSCodeをしっかり使いこなしたい人向けに、特におすすめできる入門書を紹介します。
Visual Studio Code完全入門 Webクリエイター&エンジニアの作業がはかどる新世代エディターの操り方
VSCodeを初めて使う人に最もおすすめしたいのが、この 「Visual Studio Code完全入門」 です。
エディタの基本操作から、知っておくべき拡張機能、便利なショートカットなど、学習に必要なポイントがすべてまとまっています。「何から覚えればいいの?」という初心者の悩みを解消してくれる構成で、手を動かしながら学べる点も非常に良い部分です。
特に嬉しいのは、さまざまな拡張機能の使い方が丁寧に紹介されている点。
「JavaScriptを書くときに必須の拡張機能はどれ?」
「Git管理やデバッグはどう使う?」
といった疑問も、この1冊でスッキリ理解できます。
「VSCodeをもっと上手に使いたい」「体系的に知識を身につけたい」という人にとって、最初の1冊として非常に優秀な入門書です。
Kindle Unlimited 対応で、加入している人は追加料金なしで読めます。
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まとめ:VSCode拡張機能で「開発の楽しさ」を最大化しよう
VSCodeはプログラム初心者にとって、作業を大幅に楽にしてくれる強力なエディタです。
しかし、本当の力を発揮するのは「拡張機能」を導入してからです。
本記事でご紹介した【正解セット】を導入すれば、学習速度と理解度が大きく伸びます。
自動整形のPrettier、エラーを即時に示すESLint、そしてコード補完の拡張機能はどれも必須です。
これらを組み合わせることで、書き方の迷いが減り、スペルミスも起こりにくくなります。
あとは、整った環境でVSCodeを使いながらミニアプリを作るだけです。
コードを書く楽しさと成長を実感しつつ、快適な開発を始めましょう。
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