日本語URLを正しく扱いたい時に便利な「URLエンコード・デコードツール」。
実はこれ、HTMLとJavaScriptだけで簡単に自作できるって知っていましたか?
本記事では、初心者向けにURLエンコード・デコードツールの作り方をやさしく解説します。
コピペでもOKな完成版コード付きなので、プログラミングに自信がない方でも安心して取り組めます。
さらに、作りながらURLエンコード・デコードの仕組みやJavaScriptの基本も自然と学べます。
WEB制作やプログラミング学習の入門にもピッタリのテーマですよ。
まずはお気軽に一緒に作ってみましょう!
なお、ツールの使い方や活用法について知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
URLエンコード・デコードツールを作るメリットとは?
URLエンコード・デコードツールは、HTMLとJavaScriptの基本的な知識だけで作れるシンプルなWEBツールです。
「なぜ自分で作ってみるの?」と思う方もいるかもしれませんが、実は学習にも実務にもとても役立つテーマなんです。
ここでは、自作することで得られるメリットをご紹介します。
自分の使いやすい形にカスタマイズできる
- 市販のツールや公開されているものは便利ですが、自分にとってちょうどよいデザインや機能ではない場合もあります。
- 自作すれば、必要な機能だけをシンプルに作成でき、自分好みにカスタマイズも自由自在。
作っておけば、いつでも自分用にサッと使える! しかも好みのデザインにできるのが楽しい♪

WEB制作の理解が深まる
- ツール作成を通して、HTMLの基本構造やJavaScriptの実際の動きがしっかり理解できます。
- 特にencodeURIComponent や decodeURIComponent など、WEB制作に必須の知識を自然と学べるのも大きなメリットです。
- 作ったツールはポートフォリオとして公開しても良い経験になります。
プログラミング初心者の練習に最適
- HTML+JavaScriptの入門教材としてとても適しているテーマです。
→ 完成までのステップが明確なので 「作った感」が得られやすい → モチベーションが上がる! - 短いコードでも十分に実用的なツールが作れる → 初めてのWEBツール作りにおすすめ。
実務でも役立つ場面が多い
- URLエンコード・デコードは 日常的に意外とよく使う作業。
- 自分用のツールを作っておけば、毎回WEBサイトを探したり広告入りのツールを使う手間がなくなります。
- 作っておいて損はなし! 小さな効率化が積み重なると大きな時短効果に。
このように、URLエンコード・デコードツールの自作は、
学習効果・実務効果の両方を得られる一石二鳥のテーマです。
次章からは実際の作り方を詳しく解説していきますので、ぜひ一緒にチャレンジしてみましょう!
ツール作成に必要な知識・準備
URLエンコード・デコードツールは、HTMLとJavaScriptの基本さえ知っていれば作成可能です。
「プログラミングは難しそう…」と心配な方も、この記事を見ながら進めれば問題なく作れます!
ここでは、事前に 準備しておきたい知識や環境を整理しておきます。
HTMLの基本
- HTMLはWEBページの構造を作る言語です。
- ツール作成では、以下の要素を使います:
- 入力欄(textarea)
- ボタン
- 出力欄(textarea や div)
HTMLタグの基本がわかっていればOK。
→ 本文中でテンプレートをそのまま使えるようにするので、細かい知識は不要です。
JavaScriptの基本
- JavaScriptはWEBページに動きをつけるプログラム言語です。
- 今回のツールでは次の機能を実装します:
- URLをエンコードする(
encodeURIComponent
関数) - URLをデコードする(
decodeURIComponent
関数) - ボタンクリックで変換結果を表示する
- URLをエンコードする(
使用する環境
- PC+テキストエディタ+ブラウザがあればOK!
- テキストエディタは メモ帳やVisual Studio Codeなど何でもOK
- ブラウザは Chrome/Edge/Firefox などの最新ブラウザがおすすめ
※ インターネット接続は不要 → ローカルで動作確認可能
これだけ準備できれば、もうツール作成の準備は万全!
次章から、いよいよ実際にツール作成を始めていきます。
まずはHTMLファイルの準備から一緒に進めていきましょう。
実際に作ってみよう
それでは、実際にURLエンコード・デコードツールを作っていきましょう!
ステップ0から順番に進めれば、初心者の方でも必ず完成できます。
まずはHTMLファイルの準備から始めます。
ステップ0:HTMLファイルを作ってブラウザで開こう
① テキストエディタを開きます。
→ Windowsなら メモ帳、Macなら テキストエディットでもOK。
→ できれば Visual Studio Code などのエディタだと便利。
② 空の新規ファイルを作成し、ファイル名を以下のように保存します:
url-encode-decode.html
※ ファイルの拡張子は必ず .html
にしてください。
③ 保存したHTMLファイルをブラウザで開いて、作成したツールを動作確認していきます。
HTMLファイルはブラウザで直接開けるよ! ネットに公開しなくてもOKだから安心だよ。

ステップ1:基本のHTMLを準備する
まずは、ツールの基本的なHTML構造を準備しましょう。
以下のコードを そのままコピペしてOKです:
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 |
<!DOCTYPE html> <html lang="ja"> <head> <meta charset="UTF-8"> <title>URLエンコード・デコードツール</title> </head> <body> <h1>URLエンコード・デコードツール</h1> <textarea id="inputText" rows="5" cols="50" placeholder="ここにテキストを入力してください"></textarea> <br><br> <button onclick="encodeText()">エンコードする</button> <button onclick="decodeText()">デコードする</button> <br><br> <textarea id="outputText" rows="5" cols="50" placeholder="結果がここに表示されます"></textarea> <script> function encodeText() { const input = document.getElementById('inputText').value; const encoded = encodeURIComponent(input); document.getElementById('outputText').value = encoded; } function decodeText() { const input = document.getElementById('inputText').value; const decoded = decodeURIComponent(input); document.getElementById('outputText').value = decoded; } </script> </body> </html> |
ステップ2:コードの解説
HTML部分
- textarea → 入力欄・出力欄
- button → エンコード・デコードのボタン
JavaScript部分
- encodeURIComponent
→ 日本語や記号を URLエンコード(%xx形式)に変換 - decodeURIComponent
→ エンコードされた文字列を 元の日本語などにデコード
ステップ3:実用的なUIに仕上げよう
最低限のUIは上記コードだけで完成しますが、さらに以下のような機能を加えると便利です:
- コピー用ボタンの追加
→ 出力結果をワンクリックでコピー可能にする - ボタンのデザイン改善(CSSの追加)
→ 少し見やすく整える
※ このあたりは ④章「さらに発展させるには?」 で詳しく解説予定です。
まずはシンプル版でしっかり動作確認しましょう!
ここまでのコードを コピペしてHTMLファイルを保存・ブラウザで開くだけで、URLエンコード・デコードツールが完成します。
意外と簡単に作れる! 自分だけのツールが完成したら嬉しいね。

さらに発展させるには?(応用のヒント)
基本のURLエンコード・デコードツールは、ここまでの手順で十分に実用的に完成しました。
でも、「もうちょっと便利にしてみたい」「自分なりの工夫を入れてみたい」という方もいるのでは?
ここでは、少し応用的なヒントをいくつかご紹介します。
できそうなものから、ぜひチャレンジしてみてください!
デザインを整える(CSS活用)
- ボタンの色や配置、テキストエリアのサイズなどをCSSを使って見やすく整えるだけでも、グッと使いやすくなります。
- 例:ボタンをオレンジ色にする、角丸にする、ホバー時に色を変える、など。
CSSを少し加えるだけで、見た目の満足度が大きくアップするよ! 自分好みにアレンジしよう。

スマホ対応を強化する(レスポンシブ対応)
- テキストエリアやボタンがスマホでも使いやすいように、レスポンシブ対応を入れるとさらに便利。
- 具体的には viewportの指定 や CSSで幅を柔軟にするなどが有効。
コピー用ボタンを追加する
- 出力欄の下に 「コピーする」ボタン を追加して、変換結果をワンクリックでコピーできるようにすると、とても便利なツールになります。
- document.execCommand('copy') や navigator.clipboard.writeText() などの使い方を学べば実装可能。
他の機能を追加する
- URLエンコード・デコード以外にも、以下のような機能を追加して より便利なツールに発展させることも可能です:
- URL全体の整形(不要な空白の除去など)
- 一括エンコード/一括デコード(複数行対応)
- HTMLエスケープとの相互変換機能 など
こうした工夫や機能追加を通じて、
「自分だけのオリジナルツール」に育てていく楽しさもぜひ体験してみてください。
小さな改善でも、毎日の作業がちょっとずつ便利になっていきます。
次章では、さらに学習を進めたい方のためにおすすめの学習リソースをご紹介します!
おすすめの学習リソース【もっと理解を深めたい方へ】
URLエンコード・デコードツールを作ってみて、
「もっとHTMLやJavaScriptについて理解を深めたい」「自分なりのツールをもっと作ってみたい」と思った方も多いのではないでしょうか?
ここでは、初心者の方が次のステップとして活用しやすい学習リソースをご紹介します。
書籍やオンライン講座を活用して、さらに理解を深めていきましょう。
今回のツール作りが楽しかった方は、ぜひ次の学習にもチャレンジしてみてね!

WEB制作の基本を学びたい方に
スラスラわかるHTML&CSSのきほん
HTMLとCSSの基本をやさしく丁寧に解説してくれる一冊。
今回作成したツールのHTML部分の構造や見た目の整え方がよりしっかり理解できるようになります。
WEB制作初心者にとてもおすすめ。
プログラミングでURL処理を活用したい方に
確かな力が身につくJavaScript超入門
JavaScriptの基本から実用的なスクリプトの作成方法まで学べる入門書。
今回使った encodeURIComponent/decodeURIComponent などの関数の使い方も自然と理解が深まります。
WEBエンジニア入門者〜中級者におすすめの一冊。
オンライン講座で効率よく学びたい方に
Udemyホームページ
→ 世界中で利用されているオンライン学習プラットフォーム。
HTML、CSS、JavaScriptの入門から応用まで、高評価の講座が多数揃っていて初心者にも人気です。
動画形式で学べるので、今回のようなツール作成の実演を見ながら学ぶことができ、理解が深まりやすいのも大きな魅力。
セール時には非常にお得に講座が購入できるので、コスパの良さでもおすすめです。
おすすめ講座
【HTML,CSS,JS,PHP,Git,Docker】プログラミング初心者OK! ゼロからわかるWebシステム開発
→ HTMLとJavaScriptの基本操作を体系的に学べる人気講座。
ツール作成のためのHTML構造の作り方やJavaScriptの使い方がしっかり学べます。
「これからWEBツール作りにも挑戦したい」初心者の方にピッタリ。
他にも講座を探したい方はこちら → UdemyのWeb開発カテゴリー講座
まとめ
今回は、URLエンコード・デコードツールの作り方を
HTMLとJavaScriptを使って初心者でも簡単に作成できる方法としてご紹介しました。
基本の構造から実用的な機能追加のヒントまでを学ぶことで、
ツール作りの楽しさや学習効果を実感していただけたのではないでしょうか?
本記事のポイントおさらい
- URLエンコード・デコードはHTML+JavaScriptで簡単に自作できる
- encodeURIComponent/decodeURIComponent 関数の使い方を学べる
- ツール作りは WEB制作やプログラミング学習にも効果的なテーマ
- デザインや機能追加で 自分だけのオリジナルツールにも発展可能
- Udemyや書籍を活用してさらに学びを深めるのもおすすめ
ぜひ今回の内容を活用して、
自分だけのURLエンコード・デコードツール作成にチャレンジしてみてください!
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